あるご入居者様のこと
こんにちは!いつもケアリー通信をご覧いただきありがとうございます😊
今日は、昨年の夏にケアリーにご入居されたTさんのことをお話しします。
Tさんは働き盛りの50歳代前半の男性。
昨年のお盆中に、帰省した滋賀県のご実家でお庭の手入れをしていた時に、脳幹出血で倒れ、病院に救急搬送されました。
元気だった日常が一瞬で奪われるという恐ろしく悲しい出来事です。
入院して、人工呼吸器を装着し、気管切開をしました。
自発呼吸の機能だけが残されて、入院中に人工呼吸器を外す事はできましたが、残存機能は壊滅的で、手足も神経が通ってない感じでした。
病院では、リハビリができるまでの回復は難しいであろうと言われていました。
退院後、ナーシングホームケアリー下佐波1号館にご入居され、ケアリー彦根宇尾の新設に合わせ引っ越しました。
ケアリースタッフとご家族が賢明にケアを続けた結果、人工呼吸器が外れ、ゼスチャーで意思表示をしたり、わんちゃんにエサをあげることができるようになり、リハビリができるまで回復したのです。
スピーチカニューレを装着し、発声トレーニングを行うなどリハビリ治療を受けるために、2か月間病院に入院することになりました。
Tさんの状態をみた生活相談員さんより、病室からケアリーに電話がありました。
その内容は、となりにいるTさんのお元気な様子を知らせたいということと、Tさんの回復ぶりに驚いて感動したあまり、ここまでの回復を全力でサポートしたケアリースタッフに、その驚きを伝えたかったとのことでした。
Tさんの奥様からケアリースタッフ宛にメールをいただきました。
『いつもお世話になっております。Tです。
みなさまの愛情たっぷりのケアのおかげで、夫は劇的に改善し、今、2カ月間のリハビリを受けられることになり、病院に入院しております。ありがとうございます。』
奥様にその後、お電話で近況をお伺いすると、“ケアリーで起きてる奇跡、継続中!
ケアリーに移ったあとの主人の変化を私はこの目で見ているので、ケアリーで起きた奇跡と実感しています!愛情をかけてあげれば、こんなにも回復するんだな“とも伝えてくれました。
そして、気管切開を外そうと、元の病院に戻ったところ、いろんな看護師さん達が順番にTさんの様子を見に来て、『うそ?あのTさんが?(ここまで良くなって)』と話題になっていました!と話してくれました。
2か月後またケアリーに再び戻りたいと希望してくれて、お部屋を確保させてもらっています。
Tさんが戻って来た時のために、言語聴覚士を見つけましたとお話ししたところ、大変喜ばれていました!
歩けるまでの回復と日常を取り戻すことを目標に、ケアリースタッフ、ご家族みんなでTさんを支えていく予定です。