オープン初日の出来事
こんにちは!いつもケアリー通信をご覧いただきありがとうございます😊
きょうは、ナーシングホームケアリー彦根宇尾のオープン初日の9月15日に緊急入居された方のお話しをしたいと思います。
その日の午前中に男性の方からお電話があり、がん末期の奥様のご入居をご相談されました。併せてホスピスへの問い合わせもしながら検討されているとのことでした。
そして、その日の午後、その男性から再度お電話があり、泣きながら、
「ひと時も奥様から目を離すことができず、ここ数日ろくに睡眠が取れていません。もう限界で、今日からそちらのナーシングホームに入居させてほしい。」
と頼まれました。
看護ケアをするためには、医師の指示書が必要となる、さすがに今日の今日は難しいのではないか・・・・と考えました。
でも、こうした困っている方を助けるのがケアリー!
スタッフで話し合い、本日中にご入居してもらうことに決め、急いで主治医に指示書を書いてもらいました。
そして、お迎えに行く手配をしました。
薬の影響で朦朧とする時間もあって、急変も気になり、奥様をひとりにして、ご主人が当施設へ見学に来ることができないとのことでしたので、お迎えに行くときに、施設内の写真を丁寧にお見せし、入居についての説明をしました。
急遽のご入居で、取り急ぎ1日分のお泊り準備だけしてもらい、無事、入居いただきました。
入居が完了した時には、夜の10時になっていました。
ご主人は「今夜はゆっくり寝れる」とホッとされてました。
ちなみにご主人はこれまで20年以上、奥様をおひとりで看られていたとのこと。
「もしかしたら、この先ホスピスへの転居も検討しなければならない時期が来るかの知れません。いずれにしても、妻が安らかに最期を迎えられるようにするのが、自分のやることです。」
と話をされていたのが印象的でした。
ケアリーへの入居後は、毎日、明るくニコニコしながら当施設に、奥様に会いに来られています。😊